
古くから経験則的に健康に良いと言われてきた納豆ですが、その科学的な解明を大学等の研究機関で行っている方々にお話ししていただきます
「なぜ納豆に健康作用があるのか?」をアカデミックに解説しています

遺伝子を若くする納豆
-ポリアミンによるアンチエイジングの科学-
なぜ納豆は健康によいか?
早田 邦康 自治医科大学 客員教授 埼玉県央病院 病院長
納豆から摂取できるポリアミンの、健康促進効果を解説しています。
「老化」と、生活環境によって外見、内面が大きく左右される「遺伝子修飾」が、納豆を食べることで、どのように改善されるのか、古くから日本を代表する健康食として知られる納豆のパワーを、新たな側面から分析します。

健康長寿社会における納豆の健康に対する新しい可能性
渡辺 光博 慶應義塾大学大学院 環境情報学部 医学部内科学等 教授職
アンチエイジング、そして脂質の消化吸収を助ける「胆汁酸」の研究をしてきた同氏が近年、着目しているのが、納豆に多く含まれている成分「スペルミジン」。
抗酸化作用や、細胞の機能の改善などアンチエイジングにも効果的な「スペルミジン」について解説すると共に、これが「胆汁酸」と組み合わされることでより大きな相乗効果を生むこともお伝えします。

食と微生物の温故知新
〜納豆の新機能開発から食・腸内細菌・健康相関へ〜
小川 順 京都大学大学院 農学研究科 教授
地球上のあらゆる場所に存在している微生物の働きによって、生み出されている発酵食品。
特に日本では気候や地理などの条件が微生物の生育に適しているため、納豆をはじめとする発酵食品が発達してきました。
この日本伝統の発酵技術の素晴らしさや、食品機能・健康総監などを解説していただきます。